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気温が高い暖かい日や、梅雨のジメジメ時期などカビが発生しやすい条件が多くあります。
そんなときに、「パンにカビが生えていたのに食べた!」という経験はないですか?
僕の場合は緑色に腐っているいかにもなカビを食パンに発見したんですが、それが食べたあとでした。
そのあとは気持ち悪くて、気持ち悪くて・・・
次の日にも「体のどこか悪くなるんじゃないか?」「嘔吐するかもしれない」と1日中不安になったものです。
そんなわけで、パンにカビが生えた状態で食べたらどうなるのか?
体に悪影響と、またそんなカビについての特性を書いてみました。
カビの生えやすい季節に、パンを食べる前に一度確認してみてくださいね。
パンにあるカビを食べた!大丈夫なの?
パンと一緒にカビを食べちゃった!といっても、ちょっとだけなら大丈夫!
体に悪影響はありません。
食べたカビのほとんどは強力な胃酸で死滅します。
体に悪影響があって問題になるのは、そんなカビを大量・長期間に食べた場合なんです。
カビ自体は食中毒の原因ではないので、いわゆる嘔吐や発熱などの症状にはなりえないです。
体調にはよってはお腹を壊したり下痢になるかもしれないんですが、それは体の反応作用なので数日で緩和されます。
カビがよく発生しやすいのは25度前後の気温で適度な湿度がある場所です。
夏の始まりからが多くなる傾向ですね。
普通の食パンに繁殖するカビには、アオカビ【ペニシリウム属】とクロカワカビ【クラドスポリウム属】があります。
カビの胞子とパンの水分、適度な温度でパンに付着して繁殖します。
そもそもなぜカビを食べるのはヤバイのか?
ではなぜ、そもそもカビを食べてはいけないんでしょうか?
その理由はカビから発生する【カビ毒】にあります。
カビ自体も食べたいものではないんですが、カビ毒がヤバイんです!
農林水産省では【カビ毒】を以下のように定義しています
かびが産生する化学物質で、人や家畜の健康に悪影響を及ぼすものをいいます。
かび毒のことを “マイコトキシン(mycotoxin)”とも呼びます。
このカビ毒を体内に入れると深刻な悪影響を及ぼすので、カビ自体を食べるのがマズイんですね。
カビ毒はカビが発生させる毒ということですが、もう少しわかりやすく書くと・・・
良い効果をもたらすカビもいます。
たとえば、味噌やしょうゆ、チーズなんかもカビの作用で発酵したり、味付けをしています。
これとは逆のことをするカビの作用がカビ毒ともいえますね。
だから、悪いカビを食べるのはカビ毒の作用で、体に悪影響があるんです。
もっと怖いのは食中毒!
パンにカビが付いていて食べても少量なら胃酸に死滅するので平気だし、大量に続けて食べなければカビ毒もそれほど心配しなくていいです。
それよりも、もっと怖いのが食中毒!
実はこれが一番食べたあとにすぐにくる症状で、怖いものなんです。
パンにカビが生えるということは、それだけ食品の品質が落ちているということでもあります。
またカビの発生によって細菌の汚染も進んでいます。
そうなると食中毒をもたらす細菌も繁殖しやすくなっています。
カビの付いたパンを食べて、数時間から半日のうちに腹痛や発熱・嘔吐などがないか観察します。
もし症状が表れたのなら、水分補給をしっかりして早めに病院で診てもらいましょう。
パンに付いたカビは取り除けば大丈夫?
カビの付いたパンを見つけたときに、そこだけ包丁などでカットして食べればいいというのがありますよね。
これもダメです。食べないほうがいいですね。
というのも、カビの菌糸はすでにパン全体にいきわたっている場合が多く、見えるカビの部分を取り除いても関係ないからです。
パンの内部にはカビの菌糸や根がはびこっているんだから、もったいないけど諦めて捨てましょう。
パンに付いたカビを食べても・・・
パンに付いたカビをうっかり食べたとしても大丈夫です!
それが少量であれば胃酸で死滅するし、体に悪影響はありません。
ただ、大量に継続して食べると問題になります。
それはカビが発生させるカビ毒です。カビ毒が体内に入ると体に悪影響を及ぼします。
また、カビだけでなく食中毒になる細菌も繁殖しやすくなっているので、やはりカビの付いたパンはそのまま破棄すべきですね。
パンの内部にはカビに菌糸が行き渡っています!気持ち悪い!
食べてしまって数時間から半日の症状をみて、普段どおりなら問題ないですよ。
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